優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

師走
大分県津久見市の義兄の実家から鹿肉をいただきました。兄弟がくくり罠で捕獲した鹿をさばいて切り分け冷凍したものです。きれいに処理してあるので、解凍してニンニクとローズマリーを表面に塗りつけ、オリーブオイルに漬け込んで一晩置きました。
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冬菊
十二月半ばとなり庭に残っているのは菊です。白、紫、黄色など色もさまざまあり、菊があるだけで冬の庭がそこだけぱっと明るく輝くようです。

凩は何度か吹きましたが、まだ寒くてたまらないという気温にはなっていません。暖かな姫路では寒波が来るとしてもクリスマスの頃か、歳末になりそうです。
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12月11日の夜は一晩中風の音がしていました。一夜明けて市川の向こうの山を見ると、残っていた紅葉がすっかり吹き払われ、枯れた姿に変わっていました。冬も仲冬、暖かなこのあたりでもようやく山は「山眠る」感じになってきました。
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冬の朝
目が覚めるとMAGNの神経障害性疼痛が戻ってきます。疼痛はツートラムによって軽減されてはいますが、痛覚を伝える神経そのものが障害されているので完全に鎮痛することはできません。

横になっているときは他からの感覚が少なくなるためか、疼痛を敏感に感じます。疼痛軽減の方法のひとつとして、それを観察するという禅やマインドフルネスの方法を使っています。疼痛は常に同じではなく微妙に変化します。それを観察し形容してみます。

これによって疼痛と一体化せず疼痛から距離を置くことで、疼痛に巻き込まれないようにします。疼痛を消し去ることはできませんが、そこから派生する「苦」の物語が実は人間を苦しめているのです。
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極月
MAGN(抗MAG抗体ニューロパチー)の疼痛を抑えるために三か月に一度ペインクリニックで弱オピオイドのツートラムと睡眠剤のデエビゴの処方を受けています。待合室に胡蝶蘭が飾られていました。

季節柄か最近は夜に疼痛で目が覚めることが多く、そのときは再度二種類を服用しています。ツートラムは25mg、デエビゴは5mgなので最低限の服用量です。私には副作用がなく、プレガバリンなどを服用していた時もそうでした。ありがたい話です。
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忘年会
朴葉みそ焼は、岐阜県の飛騨・高山地方に伝わる郷土料理で、朴の木の葉(朴葉)の上に味噌と様々な具材を乗せて焼いて食べる料理です。朴葉には独特の香りがあり、焼くことで味噌に香ばしさが加わります。

先日、忘年会がありそこで卓上のひとり鍋としてこの朴葉みそ焼が出ました。ご飯のおかずや酒の肴としてよくあいます。車なのでノンアルコールビールでいただきました。
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冬ぬくし
細葉百日草(ジニア・リネアリス)は季語では晩夏のものです。しかし、暖かな姫路では12月初めでも咲いています。ここでは「冬ぬくし」が季語であり、細葉百日草はその暖かさの中で咲いている花として詠んでいます。

季語は古くは俳諧・連歌の世界に始まり、その後も各時代の歳時記の編集者などが決めた「文学的約束事」「文学的暦」です。時代が変わり季節も変化し、園芸植物などは数多くのものが作出され季語とはあわなくなっているものも多いです。

あくまで歳時記にこだわると言う人もいるようですが、私は目の前の自然や風物をそのままに詠めばいいと思っています。それが事実ですし、それに触発されて何かを感じるのですから。
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西はりま天文台にある「なゆた望遠鏡」は口径2m、経緯台式で、日本国内最大にして、一般人が日常的に見学したり星を直接覗くことができる望遠鏡としては世界最大の望遠鏡です。100億光年もの時空を超えて宇宙の果てを覗き見ることを可能にしています。

「那由多(なゆた)」という言葉は、古代サンスクリット語で「極めて大きな数」を意味していて、日本の数詞では「1に0が60個つく数」を表します。人間の瞳にあたる反射鏡の直径は2m。人間の瞳の直径290倍、面積8万倍です。

クォーク(大きさは 10⁻1⁸ m 以下)と観測可能な宇宙(半径 約 102⁶ m)を対数的に結んだとき中央付近は10⁴〜10⁰ mになり、これは 人間の身長(1〜2m) とほぼ重なります。「人間は宇宙のちょうど中ほどの世界に生きている」と言われるゆえんです。
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冬晴
太陽観察の後、60cm望遠鏡で星の観察を行いました。この日見たのはこと座のベガと水星でした。べガはこと座の中で最も明るい恒星で全天21の1等星で七夕の織姫星として知られています。わし座のアルタイル、白鳥座のデネブとともに夏の大三角形を形作ります。

今は冬なので昼間の空に出ています。地球からは26光年離れており、26年前にベガを旅立った光が今私たちの目に届いているのです。望遠鏡の中のベガはまるでダイヤモンドのようにきらきらと輝いていて素敵でした。

水星は薄く細く見えました。水星は満ち欠けして見えます。金星のほうが観測しやすいそうですが、この日は太陽に近いために難しく水星になりました。
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冬真昼
西はりま天文台に戻り、「昼間の太陽と星の観察会」に参加しました。天文台の入り口にはウルトラマンと怪獣の可愛らしい石像が並んでいます。

まず太陽の観察は、直接見ると目を傷めるので最初に太陽を見る黒い太陽グラスを使いました。太陽がオレンジ色の円盤のように見えます。次に専用の望遠鏡で太陽黒点と周りに立ち上がるフレアを見ました。
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