優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

うぐいす谷渡り
鶯谷渡りは、ウグイスがホーホケキョに続けてケキョケキョケキョと続けさまに長く尾を引くように鳴く鳴き方のことです。抱卵、育雛している雌に危険を知らせる鳴き方だとわかってきました。

人間ならあのように長く声を出し続けることはできません。しかし、ウグイスは息を吐くときも吸うときも声帯を震わせることができ、長く鳴き続けることができるのだそうです。
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穀雨
今日は二十節気の穀雨。快晴です。春は最後の節気に入り次は5月5の立夏です。春の花が咲き終わり、身辺に夏の気配が漂い始めています。冬の終わりの頃も日差しの明るさに来る春を感じるものです。今も夏が扉の向こうにいます。

もともと時間に区切りはありません。人間が便宜上暦を発明し、区切りのないものを区切って使っています。暦は文明といえるものが出現すると、ほぼ間違いなくどこでも見られるようです。
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紋白蝶
昨日、抗mag抗体ニューロパチーの定期受診を終えて家に戻って、病気とつきあっていくにはどうするかを考えようと思いました。なんとか症状を取り除きたいと思っていたのですが、この疼痛を完全に取り去るのは無理です。

YouTubeを見ていたら、カミュの「シーシュポスの神話」について説明した動画が流れてきました。カミュは不条理について考え続けた人です。そもそも我々の人生は不条理に満ちています。その人生を生きていくにはどういう心構えであればいいのか。

一言で言ってしまえば、「よっしゃ、やったろやないかい」ということですかね。シーシュポスの神話は虚しさの典型とされています。しかし、与えられた不条理をそれはそれとして受け止め、それを完遂していく、それが生きるということかと。
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つちぐもり
黄砂で遠くの山々が隠れているなか、抗mag抗体ニューロパチーの定期受診で病院へ行ってきました。デキサメタゾンの大量経口療法について尋ねてみましたが、主治医は勧めませんでした。理由は効果と副作用を天秤にかけてのことです。

私の症状が特殊だということもあります。通常、抗mag抗体が陽性であれば意義不明の単クローン性マクログロブリン血症(MGUS)があります。ところが、私はIgMの値が正常値でこれにはあたりません。稀な病気のうちのさらに稀な症例です。

同じ抗mag抗体ニューロパチーがあるといってもその原因は全く別のものかもしれません。つまり「頭痛」は症状であって病名ではないというのと同じ意味です。なんだかよくわからない、だから余計なことはしない方がいいという感じでしょうか。
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踊子草
オドリコソウはシソ科オドリコソウ属の多年草です。ソメイヨシノが咲くころから土手の法面や野原に群生しています。花の時期は4月〜6月で、白色またはピンクの唇形の花が輪状に咲きます。この花が笠をかぶった踊り子に見えるというのが名前の由来です。

季語としては歳時記によって晩春に入れているところと初夏に入れているところがあります。この辺の分類はあまり厳密に考えず当たらずとも遠からずくらいでいいと思います。植物たちは歳時記を見て咲いているわけではありませんから。
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小綬鶏
昨日、3か月に一度の歯医者の定期健診の日だと思い込んで準備をしていました。カレンダーの予定に書いていたので全く疑いもしなかったのですが、さて家を出ようという段になって、ふと診察券を確認しようと思いました。

よく忘れ物をするので、診察券が入っていなかったらいけない、とでも思ったのでしょうか。そして財布に入っている診察券を見ると、4月19日(金)と書いてあります。「え?」と思ってもう一度よく見てみましたが間違いありません。

こういうとき、まず間違いなく自分が間違っているのです。予定はスマホのGoogleカレンダーに書き込んでいます。次の予定を確認して記入したとき、なぜか19日ではなく17日のところに入れていたのです。「よくぞ確認した」自分を褒めようと思いました。
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春空
最近、J.S.バッハの末息子であるJ.C.バッハをよく聴いています。J.S.バッハは二人の妻との間に11男9女の20人の子どもをもうけました。このうち成人したのは半数の10人で、有名なのは次男のC.P.E.バッハ(1714-1788)と11男のJ.C.バッハ(1735-1782)です。

J.C.はJ.ハイドンの3歳年下でほぼ同世代です。YouTubeのJ.C.のピアノ協奏曲のコメント欄に「彼の音楽はポップスだ(いい意味で)」と書かれていました。その音楽は華やかで軽快で明るい響きを持っています。モーツァルトはJ.C.を尊敬しその影響を受けています。

彼はロンドンに渡って大成功したため「ロンドンのバッハ」と言われます。この肖像画はトマス・ゲインズバラによって描かれています。
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花終わる
昨夜は午後8時ごろから激しい雷雨になりました。朝方まで雨は降ったりやんだりしていたようで、ベランダの手すりに水滴が残っていました。夜明けには雨があがり今日は晴天です。この雷雨で残っていた桜の花びらもすっかり洗い流され、葉桜に変っています。
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たんぽぽ
空地になって土のあるところではタンポポとオオイヌノフグリが咲いています。早春の頃から咲き始め、春いっぱい咲いているので、春を代表する花といえます。タンポポの黄色とオオイヌノフグリの濃いブルーの取り合わせがはっきりとしています。
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花終わる
里のソメイヨシノも終わりましたが、山のヤマザクラはひと足先に花を終え、今は新緑真っ盛りの時期へと向かっています。桜の頃が春の花の最盛期で、この後は淡い緑が主人公になっていきます。もっとも生命力に満ちた季節の始まりです。
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