□◆□…優嵐歳時記(10)…□◆□
おだやかに舟浮かべおり春の湖 優嵐
新幹線で姫路から東京へ向かうとき、浜名湖の横を通ります。昨日の
浜名湖は春の明るい日差しを受け、穏やかで波はなく、空の色を映す
湖面には小舟が何艘か出ていました。ヨットハーバーのヨットたちも
なんとなくのびやかな風情です。これが「春」ですね。すべてのもの
が冬の厳しさから解放され、微笑んでいるような印象を受けます。
「春の湖」は「はるのうみ」と読んでください。俳句では文字数の制
約が強いので、こういうことはよくあります。小さい子どもを「おさ
な」と呼んだり、逆に音をそろえるために二月を二ン月と書いて「に
んがつ」と読ませることもあります。私自身は「おさな」や「にんが
つ」にはちょっと抵抗があって使いませんが。
二週間ぶりに訪れた東京は暖かく、手袋もマフラーももう不要でした。
夜には暖かな雨が少しだけ降りました。
おだやかに舟浮かべおり春の湖 優嵐
新幹線で姫路から東京へ向かうとき、浜名湖の横を通ります。昨日の
浜名湖は春の明るい日差しを受け、穏やかで波はなく、空の色を映す
湖面には小舟が何艘か出ていました。ヨットハーバーのヨットたちも
なんとなくのびやかな風情です。これが「春」ですね。すべてのもの
が冬の厳しさから解放され、微笑んでいるような印象を受けます。
「春の湖」は「はるのうみ」と読んでください。俳句では文字数の制
約が強いので、こういうことはよくあります。小さい子どもを「おさ
な」と呼んだり、逆に音をそろえるために二月を二ン月と書いて「に
んがつ」と読ませることもあります。私自身は「おさな」や「にんが
つ」にはちょっと抵抗があって使いませんが。
二週間ぶりに訪れた東京は暖かく、手袋もマフラーももう不要でした。
夜には暖かな雨が少しだけ降りました。