優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

小暑
今年の小暑は土曜日で、まだ町は静かです。明日の日曜日は新暦での七夕です。梅雨の最中であるため旧暦や月遅れで行うところも多いですが、保育園や幼稚園、商業イベントでは新暦が使われます。

俳句での七夕は旧暦、初秋の季語です。澄んだ初秋の夜空に横たわる天の川を見上げながら句を詠むのが本意だったはずです。しかし、いまどき天の川の見える地域が日本でどれほどあるでしょう。

何より梅雨の真っ只中の新暦では、雨になることが多く、織姫と彦星はほぼ毎年会えないままです。その方が話の切なさが増すのは確かかもしれませんが。
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素足
今日は二十四節気の小暑。晩夏に入ります。平年なら梅雨明けを待ち望む頃ですが、今年は梅雨入りが遅かったのでまだそういう感じではありません。しかし、気温はあがってきました。実際に最も暑いのは晩夏から初秋の頃です。

涼しく過ごすために部屋では素足、短パンです。素足とはいってもマリンシューズを履いています。抗magニューロパチーで指先に力が入らないためスリッパだと脱げてしまいますし、足の感覚がおかしいので何か履いていた方が楽なのです。
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百合
近所でオリエンタルハイブリッド系のユリが咲いていました。1800年代にアメリカでヤマユリとカノコユリを交配させて誕生した品種からこの系統が始まりました。

その後さまざまな品種ができますが、すべて日本産のユリから作られているためジャパニーズハイブリッドとも呼ばれます。ヤマユリを代表として、数々の固有種を持つ日本は百合王国です。

淡いピンクに白い縁取りが特徴のこのユリの品種名はソルボンヌ。オリエンタルハイブリッド系のユリは美しい大輪の花と芳しい香りを持ち、ユリの女王といえる存在です。
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グラジオラス
夏の花壇を彩るグラジオラス。アヤメ科グラジオラス属で地中海沿岸が原産地です。ラテン語の剣という意味である Gladiusにちなんで名づけられました。和名では唐菖蒲といいます。

白、黄、橙、ピンクなどさまざまな色を楽しめます。日当たりと水はけのよい地を好み、球根は3月中旬以降に植え付けます。花が重く倒れやすいためか、ご近所の家庭菜園では支柱をたててありました。
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明易し
午前5時半過ぎに北東の方角の稜線から太陽が昇ってきます。夏は日の出が、冬は日没が見られます。夏の日没は北西に、冬の日の出は南東にずれるため部屋からは見えない位置になります。すでにツバメたちが活動を始めています。

これからのシーズンは両側の窓を開け放つと一日中風が通り気持ちがいいのです。風通しのいい部屋ならエアコンが無くても熱中症を気にすることなく過ごせます。
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七変化
俳句の季語では紫陽花を七変化ともいいます。7月に入るとアジサイのシーズンは終盤です。YouTubeで田舎移住の話を見ました。今、自分が抗magニューロパチーという稀少難病になってみると、住むのはある程度の都会がいい、と思います。

こうした神経難病を専門とする医師がいる病院はほぼ都会にしかありません。東京、名古屋、大阪、福岡などの周辺に集中しています。公共交通機関を使いそこまですぐに行けるならまだいいですが、そうでなければ交通費、時間、労力が莫大になります。
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夏つばめ
階段ホールに一昨年のかなり遅い時期にコシアカツバメが巣を作りました。そのつがいは結局子育てをしないままに終わりました。この春、その巣を使いスズメがヒナを育てました。巣から藁がはみ出ているのはスズメがいた証拠です。

ところがその巣の一部が崩れ落ちました。巣立ちが終わっていたか定かではありません。昨日、その巣の隣に新しい巣が作られ始めていました。古い巣の壁を再利用するようです。泥が濡れている所が一日で作られた部分です。

同じコシアカツバメが5月初旬頃から別の場所に巣をかけていますが、そこではすでにヒナが育っており、巣の入口から顔を出しています。ほぼ2か月遅れで今頃から巣を作ってヒナを育てられるのでしょうか?
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梅雨空
梅雨入りが遅かったせいかよく降ります。昨日は夜の間の雨があがり、日中は日が差して久々のいいお天気でした。

最近は、クラシックをYouTubeで聴いています。昔なら物理的媒体を購入しなければ聴けませんでした。今は全部無料です。三次元の物体がないのでゴミも増えません。

さらにサムネイルでその時代の絵画について知ることもできます。J.C.バッハの『オーボエ協奏曲へ長調T291』(1770)の動画にはジョシュア・レイノルズの『ヒュメナイオスの神像を飾る三人の貴婦人』(1773)が使われています。
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梅雨
下校途中の10歳前後の女の子を見かけました。長靴は淡い紫がかったピンク、紫陽花の色でした。自分自身があの年代だった頃、将来の人生がこうなるとは想像していませんでした。

小学生だったころに興味を持っていたことのほとんどが、今はどうでもいいものになっています。人の心は変わります。そして、時代も変わり社会も変わります。

それにうまく対処できなければゴミをためこむことになります。感情なら未練や執着ですし、ものならゴミです。さっさと捨てるのが衛生上望ましい。
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百合
捨てられないという話をよくききます。不思議です。私もこれまでの人生で、それぞれの時期にいろいろなことに熱中し、いろいろなものを手元に置いていた時期がありました。しかし、使い続けているものを除けばすべて処分しました。

人は常に変化し続けています。あるときはあるものが必要だったとしても、自分自身が変化し興味の対象が変っていくので、必要なものも変わります。今は写真もすべてクラウドに移し替え、嵩張る紙のアルバムは捨てました。

家族の思い出、なんて言いながら、何十年も前の紙アルバムを見返すこともなく、写真が死蔵されているなら無駄でしかありません。適切に活用されなければ、思い出の品だろうが写真だろうが全部ゴミです。
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