優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

くちなし
今週に入ってからは梅雨らしい空模様が続いています。雨がやんだのを見計らって近所を散歩しました。甘い香りがして見れば八重のクチナシが咲いています。

クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑低木で、一重と八重があります。白い花は清楚な美しさがありますがすぐに黄色く変色してしまいます。
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薔薇
バラは一般的には5月中旬から6月中旬にかけて咲きます。秋バラは10月中旬から11月上旬に、四季咲きのバラでは春から秋にかけて複数回咲きます。

バラを栽培するのは難しいというイメージがありますが、品種によって育て方の難易度は異なり、適切な品種を選べば初心者でも十分育てられます。初心者向けとしては、ミニバラ、ブッシュローズ、つるバラなどがあります。
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ズッキーニ
ズッキーニはウリ科カボチャ属の果菜です。外見はキュウリのようですが、カボチャの仲間です。原産地は北アメリカの南部で、ヨーロッパには16世紀に持ち込まれ、イタリアで改良されて現在の形になりました。

日本にはイタリア料理がブームになった1970年代後半にアメリカから輸入され、一般に広まりました。成熟すると繊維質が硬くなるため未熟果のうちに食べます。旬は夏です。

友人からズッキーニの浅漬けを教えてもらい、やってみました。簡単にできて美味しくぱくぱく食べられます。キュウリの浅漬けより食べ応えがあります。
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梅雨
鶏頭は秋の季語です。稲穂が実る頃、庭に鶏のとさかのような花が咲いていました。しかし、最近は園芸品種の改良が進み梅雨の時期から咲き始めるものも出回っています。

先日、近大病院の中庭で見た羽毛ケイトウは高さが30cmに満たないものでした。キャッスルシリーズと呼ばれるもので、色も赤、オレンジ、ピンク、黄色などさまざまなものがあります。

アジサイやテッポウユリといった梅雨を代表する花々の中に混じって咲いていました。夏の暑さにも強く、長く花壇を彩ってくれるのでしょう。
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梅雨の雷
昨日の朝は雷雨がありました。梅雨明けが近くなると雷の発生が多くなりますが、さすがに梅雨明けはまだでしょう。いま梅雨が明けたら水不足になります。豪雨も困りますが干ばつも困ります。
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明易し
アパートの階段の踊り場の天井部分に数年前にコシアカツバメが巣を作りました。彼らが南へ渡った後、そこをスズメが巣として使うようになりました。翌年コシアカツバメが隣に巣を作り、秋に南へ渡りました。

その巣もその後、スズメが巣として使っています。スズメは瓦屋根などが減り営巣場所が減って数を減らしているという話を聞きます。コシアカツバメが作った巣は彼らにとって格好の住処となるようです。

渡去し空巣になった後に入り込むだけでなく乗っ取る例も見られるそうです。スズメは集団で騒々しく騒ぎ立てて圧力をかけます。今年もコシアカツバメが巣を作っていますが、新たなバトルがここで繰り広げられているのかもしれません。
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夏至
第二次世界大戦末期の1945年6月22日、姫路市は最初の空襲に見舞われました。午前9時50分ごろ、米軍の爆撃機B-29約60機が飛来し、現在のJR播但線京口駅東北側にあった川西航空機姫路製作所を約1時間に渡って爆撃しました。

川西航空機は紫電改など海軍用の航空機を製造していました。製作所の建物は全壊し、死者341名、行方不明者10名、重軽傷者350名、被災者10,220名という大きな被害が出ました。

跡地は戦後も長らく空地のままでした。京口駅前ロータリーには「空爆の碑」があり、当時の惨状を記しています。姫路城を含む姫路市街中心部が空襲を受けたのは、この後の二度目の空襲で、7月3日深夜から4日未明にかけてのことでした。

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夏至
先週の土曜日は夏至でした。雨は降らず、朝に洗濯を済ませて夏至の一日を部屋で過ごしました。部屋の窓を開け放っていれば、一日中風が通り抜けて行きます。扇風機すら不要なほどの涼しさで気持ちよく過ごしています。
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夕焼け
帰りは三国ヶ丘で南海電車からJR阪和線に乗り換え天王寺まで行き、そこから環状線で大阪まで出てJR神戸線に乗りました。天王寺ではあべのハルカスを仰ぎ、JR神戸線では夕焼けの中須磨から明石への海岸線を走りました。
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青蔦
病院を出る頃は5時を回っていましたが、最も日の長い時期なので蔦のからまる建物にはまだ夕陽があたっていました。近大病院は今年の11月には泉ヶ丘駅前に移転します。この建物はどうなるんでしょう。別の用途に使われるのでしょうか?
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