□◆□…優嵐歳時記(616)…□◆□

   工事現場きれいに掃かれ日短か  優嵐

十二月に入りました。もっとも日が短い頃で、特に午後の
暮れ方の早さは、お昼ご飯を食べるとすぐに夕方という
雰囲気です。緯度の高い地方ほどその感覚は強く、ヨーロッパ
などではもちろんのこと、日本でも北海道と沖縄では随分差が
あることと思います。

「日短か」は<ひみじか>で四文字ですが、その日暮れの
あわただしい感じを詠むためにあえてこのように使います。
家の近くにアパートの建設現場があります。先日その前を通り
ましたら、夕暮れが迫る中作業員の方がていねいに掃き掃除
をしていらっしゃいました。

051201