□◆□…優嵐歳時記(1232)…□◆□

  月の出を見んとて窓に寄りにけり 優嵐

昨夜、満月は六時半過ぎに東の山から姿を現しました。
窓に寄ってみると、ちょうど山の端が白く明るくなり、
月が間もなく顔を出そうとしているところでした。
この状態を季語で月代(つきしろ)と呼びます。

月が出る、といいながら、実は地球がこの速度で自転
しているのです。少しオレンジがかった満月がすっかり
山の上に昇ってしまうまで見ていました。