□◆□…優嵐歳時記(1246)…□◆□

  錦秋のまず御岳に始まれり  優嵐

福井県福井市に来ています。飯田から国道265号で南木曽
に向かいました。朝のラッシュが始まる前に市街を抜け、
妻籠を過ぎ、国道19号に入ると中山道です。大型トラック
の姿が目だつのは、この区間に高速道路がないためです。

JRの中央本線としばらく並走。途中、木曽川の景勝地
寝覚めの床も眺めながら走ります。途中から県道20号に
入り開田高原を目指しました。このころからぐんと青空
が広がり、それに誘われて御岳まで足を伸ばしました。

御岳は紅葉の真っ盛り。ロープウェイを使えば七合目
まで直行することも可能です。乗鞍岳の姿も見ることが
できました。国道361号に出て、三日間滞在した長野県に
名残を惜しみながら、岐阜県境を越えます。

いくつものダム湖を見ながら木曽街道を西へ。高山市街
を過ぎて国道158号に入ると、人家も稀な山間部です。
信号がほとんどなく、道のワインディングのリズムに身を
任せて快調に飛ばします。

途中から県道314号に入りました。斜度12%という強烈な
上り坂を経て、スキー場が並ぶ中を走り、福井県境に
向かう県道127号に入りました。渓流に沿う快適な道で、
県道には思いがけないおいしい道があることをここでも
実感しました。

福井県に入ってしばらく走ると、視界がぐっと開け、
山岳地帯が終わったことを感じました。

071012