□◆□…優嵐歳時記(1271)…□◆□

  やや寒のジッパー喉まで引き上げる  優嵐

朝方降っていた雨はやみましたが、どんよりとした曇空
のままです。もうすぐ暦のうえでの秋は終わります。
まだ寒い、というほどではありませんが、ちょっと膝掛
があるといいな、と感じるような気温です。

このころの肌に感じる気温をあらわす季語に「秋寒」
「そぞろ寒」「やや寒」「うそ寒」「肌寒」などがあります。
それぞれに歳時記を読むと解説が載っていますが、
微妙な語感の違いを句にあわせて使えばいいのだろう、
と思っています。