□◆□…優嵐歳時記(1421)…□◆□

  椿咲く庭で挨拶かわしけり  優嵐

木偏に春と書いて「椿」。梅でも桜でもなく椿なのが
興味深いところです。野生種は藪椿で、ここから膨大な
数の交配種が作られ、現在では1万種を超えるそうです。

姫路を代表する銘菓に「玉椿」という和菓子があります。
姫路藩主・酒井忠学と11代将軍徳川家斉の娘・喜代姫
との婚礼時に作られたという伝統あるお菓子です。
玉椿とは、つややかな緑の葉の間に咲く紅や白の椿の
美しさを称えた言葉です。

080404