□◆□…優嵐歳時記(1462)…□◆□

  はつなつの鳶サーマルを高く高く  優嵐

午前中に増位山へ行ってきました。午後とは日差しの方向
が違い、森の空気も異なり、時間を変えて歩くのもいいと
思いました。特にこれから暑くなりますから、森は早朝が
快適でしょう。

頂に着くと、目の前から不意につがいの鳶が舞い上がり、
上昇温暖気流(サーマル)をとらえてみるみるうちに空の
高みへと昇っていきました。

ピィーヒョロローと一声鳴いて、サーマルから外れない
ように弧を描きながら帆翔しています。あっという間に
空の中の小さな点となり、東へ飛んで行きました。

パラグライディングでサーマルをとらえる飛行は、高山
を飛ぶ鳥の姿にヒントを得たものだそうです。上昇気流に
乗ってぐんぐん昇っていくのはきっと爽快な経験でしょう。

080515