□◆□…優嵐歳時記(1470)…□◆□

  薫風に烏ゆっくり羽づくろい  優嵐

お昼時、窓から見える電柱の上にハシボソガラスが一羽
とまってさかんに羽づくろいをしていました。嘴で羽の
すみずみまでさぐり、ていねいにグルーミングです。

人間のような手はありませんから、その代わりになる
のが嘴です。お腹や背中にも嘴をまわし、30分以上も
そうしていました。

その様子が面白く、しばらく双眼鏡で眺めていました。
真昼の日差しに漆黒の羽が光り、カラスもこうして見ると
なかなか美しい鳥だと思いました。