□◆□…優嵐歳時記(1488)…□◆□
扇風機組み立て風を組み立てる 優嵐
扇風機を出しました。扇風機が部屋に出てくると夏も
本番です。エアコンフリーの生活なので、冬は炬燵、
夏は扇風機が相棒です。大都会の真ん中ではそんな生活は
無理でしょうが、窓を開けると昼間は風がとても心地よい
のです。
兼好法師が『徒然草』に「家の作やうは夏をむねとすべし」
と書いています。風さえ通れば暑くてもそれほど苦には
なりません。伝統的な日本家屋というのは、風通しと
湿気対策を考えて作られていたように思います。
あらゆるものが西洋化した明治時代でも、さすがに家の
中で靴をはくという習慣は日本人に定着しませんでした。
ネクタイや背広といったビジネススーツ、あれは緯度の
高い湿気の少ない国だからこその服装であり、熱帯並みの
日本の夏にふさわしい服装とは思えません。
扇風機組み立て風を組み立てる 優嵐
扇風機を出しました。扇風機が部屋に出てくると夏も
本番です。エアコンフリーの生活なので、冬は炬燵、
夏は扇風機が相棒です。大都会の真ん中ではそんな生活は
無理でしょうが、窓を開けると昼間は風がとても心地よい
のです。
兼好法師が『徒然草』に「家の作やうは夏をむねとすべし」
と書いています。風さえ通れば暑くてもそれほど苦には
なりません。伝統的な日本家屋というのは、風通しと
湿気対策を考えて作られていたように思います。
あらゆるものが西洋化した明治時代でも、さすがに家の
中で靴をはくという習慣は日本人に定着しませんでした。
ネクタイや背広といったビジネススーツ、あれは緯度の
高い湿気の少ない国だからこその服装であり、熱帯並みの
日本の夏にふさわしい服装とは思えません。
コメント
コメント一覧 (5)
仰有る通り、伝統的な日本家屋は「夏の暑さをどう凌ぐか」ということを第一義に考えていますね。法隆寺しかり、薬師寺しかり、唐招提寺しかり・・・。
つまり、日本人というのは古来数千年、風を感じて涼を得ていたのですよね。
僕も35歳までの35年間は一切エアコンとは縁のない部屋で暮らしておりまして、扇風機こそ夏の最大の味方でした。しかし、今はもっぱらエアコンのお世話になり、扇風機を回すのは雨の日に浴室で洗濯物を乾かすときだけになってしまいました。面目ないです。
(コメントは4百字制限があるので二つに分けさせて頂きました。)
ヒートアイランド現象もあり、都会では夏にクーラーなしで暮らす
ことはもはや難しいでしょうね。熱中症の危険すらあります。
高温多湿な日本の夏をどう過ごすかということに昔の人は
心をくだいたのだと思います。風通しを考え、さらに打ち水とか
日よけとかいろいろ工夫しています。
「24時間完全換気システム」などというものがあるのですね〜。
どんどん自然と遠くなってしまいますよね。暑さの中に涼しさを
感じ、寒さの中で暖かさを感じるのがひとつの幸せのような気が
します。落差が不可欠だと思うのです。
相変わらず鋭いですね優嵐さんは。全くその通り!人間は相対的動物なのですね。寒さが続くからたまに暖かくなると幸せを感じます。辛いことが続くからたまに良いことが起きると初めて幸せを感じます。逆に、毎日暑いと暖かさの有り難さを忘れます。豊か過ぎると豊かさの有り難さを忘れます。家族がいるのが当然になると家族の有り難さを忘れます。恋人がいなくなると恋人の有り難さを初めて感じます。
まさにアインシュタインの特殊相対性理論そのもの。絶対的な幸福などないのです。幸福というのは全て相対的なものなのです。不幸も相対的なものなのです。そのことを現代人類は忘れてしまっています。
またもやコメント400字超で受け付け拒否!やはり短い言葉で言いたいことを言う努力が必要だと痛感しましたです、はい。