□◆□…優嵐歳時記(1493)…□◆□

  五月雨に眠り朝日に目覚めけり  優嵐

昨夜は夜に入ってから雨が降り始めました。静かな雨が
路面を濡らし、街灯の光が反射していました。しかし、
長くは降らなかったようで、今朝は朝日がさんさんと
さす朝になりました。活動する昼間は晴れ、眠りにつく
あいだに雨が降る、こういうのがいいですね。

梅雨の間の闇の暗さをさす「五月闇」という季語が
あります。雨なので星も月も見えません。今と異なり
電気もなかった時代では、そうなると本当に暗い夜に
なったことでしょう。

今では光が溢れすぎて、かなりの田舎か外国へでも
行かない限り、全く人工的な灯りが見えない場所を探す
のは難しくなりました。