□◆□…優嵐歳時記(1531)…□◆□

  朝ぐもり去れば吹き初む風のあり  優嵐

盛夏、日中の強い日差しで蒸発した水蒸気が夜明けごろに
冷やされ、朝方はどんより曇ったようなお天気になること
が多くなります。お天気が悪いわけではないので、やがて
晴れてきて、再び炎暑の一日が始まります。

この時間帯は朝凪の時期にあたり、風もないため水蒸気が
たまりやすいのでしょう。日射で陸地が暖まると海からの
風が吹き始めます。