□◆□…優嵐歳時記(1537)…□◆□

  風通る座敷におれば蝉涼し  優嵐

朝、日が少し高くなってくると蝉が一斉に鳴きだします。
都会の空調の効いたビルから自動ドアを抜けた瞬間に
聞こえてくる蝉時雨というのは、叩きつけるような
暑さを感じさせます。

しかし、風通しのよい座敷にいて聞こえてくる蝉の声
というのは、夏のエネルギーを感じさせてよいものです。
肌を撫でていく風と蝉のコンビネーションを楽しみ
ながら夏の読書です。