□◆□…優嵐歳時記(1567)…□◆□

  稗ひょろり高く稲穂の上にあり  優嵐

今や水田の雑草にすぎなくなっている稗。しかし、
稲作が普及する以前は、粟とともに栽培されていた
日本最古の作物の一つです。

寒冷地でも栽培できる重要な穀物でしたが、稗田が稲田
になるにつれ雑草になりました。生長すると稲よりも
背が高くなり、稲田の中にひょろひょろと頭をもたげて
います。