□◆□…優嵐歳時記(1638)…□◆□

  朴落葉かさりと時の重なりぬ  優嵐

落葉樹の落葉の中で単独で季語になっているのは柿落葉、
朴落葉、銀杏落葉です。朴落葉は大人の足跡ほどの
大きさがあり、森の中の落葉のうちでもひときわ目を
ひきます。

晩秋から初冬にかけて褐色になり、からからに乾いて
散っていきます。静かな森の中ではその音が意外によく
聞こえ、大きな落葉を踏むとその音が森に響きます。

081114