2009年01月02日 【雑煮】 □◆□…優嵐歳時記(1687)…□◆□ 白味噌の雑煮の甘き嵐山 優嵐 お正月は京都・嵐山で過ごしました。お雑煮は本家本元の 京風、丸餅の白味噌仕立てでした。実にこくがあり、 上品な甘さが口中に広がりました。 お雑煮にはいくつかの地域性があり、西日本は丸餅を煮る ところが多く、東日本は角餅を焼くところが多いよう です。 味付けについて、畿内は京都の影響を受けて味噌仕立ての ところが多く、東日本と畿内・山陰を除く西日本は すまし汁、山陰では小豆汁というところもあるようです。 カテゴリなしの他の記事 < 前の記事次の記事 > コメント コメント一覧 (4) 1. koto 2009年01月04日 21:52 優嵐さま、 あけましておめでとうございます。 今年も元気いっぱいで幸多き一年になりますように。 諏訪地方の実家では、年末に餅をついて 蕎麦打ちの要領で平らに大きくのばし(蕎麦よりずっと厚いですが)、 四角に切り分けるのが習いでした。東日本の風習なのですね。 雑煮はこちらでは醤油仕立てです。 関西の白味噌仕立ての丸餅雑煮を初めていただいたときは そのおいしさに感激しておかわりをした記憶があります。 2. 優嵐 2009年01月04日 23:21 kotoさま、明けましておめでとうございます。 コメントいただきありがとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 お正月は諏訪に里帰りされていたのでしょうか? あちらは雪だったのでしょうね。 お蕎麦のように平らに伸ばすなんて、面白いですね。 今も家でお餅をつかれるのでしょうか? 雑煮の味付けについて、姫路は京都と違い、すまし汁です。 このあたりが面白いと思うのですが、播磨地方は 「畿内」には入っていなかったのかもしれないと思います。 近畿圏といった場合、ぎりぎりの西の端になります。 言葉は関西圏に近いですが、食文化はもしかしたら中国地方の 影響がかなりあるかもしれません。 京都のお雑煮はひじょうにおいしかったですよ。 本場の京料理の板前さんが作られたものだから当然のこと といえるのですが。味噌の”甘さ”を感じたのはこれが 初めての経験でした。うまくいえないのですが、 何かクリームシチューのようなまろやかさとコクに驚き ました。 3. はる 2009年01月06日 21:44 優嵐さん こんにちは〜♪ なるほど〜、お雑煮も地域性が出ますね〜。 我が家は関東なので、角餅にすまし汁で、鶏肉、人参、椎茸、大根etcです。関東でも奥さんの出身地によっていろいろあるようですね。 京都は甘い味噌仕立てなんですか〜。 近畿は丸餅なんですか〜。 姫路はすまし汁なんですか〜。 山陰の一部は小豆汁なんですか〜。小豆汁ということは甘いゼンザイっていうことですか? 柳田邦雄さんの方言学と同様に食文化の地域性や歴史的経緯を勉強するのも新たな発見がありそうですね〜。 いつか食文化史の勉強もしてみたいと思います。(^_^)v 4. 優嵐 2009年01月06日 23:46 はるさん、コメントいただきありがとうございます。 お雑煮ひとつでも地域性がありますね。 何につけてもそうですが、東日本と西日本というのは あらゆるもので違いがありますね。 丸餅角餅分岐ラインは糸魚川・富山・金沢・関ヶ原・ 四日市・松坂・新宮を結ぶラインだとか。 ちなみに非常に珍しい「あんもち雑煮」というのが 香川県綾川町にあって、白味噌仕立てだそうです。 山陰(鳥取・島根)の小豆汁は善哉のようです。 善哉は善哉であって雑煮とは違うんじゃないか、と 近畿文化圏の私など思ってしまうのですが、雑煮と善哉が 同義語なんですね。 どんなことでも何かに焦点を絞って調べてみると意外な おもしろい発見があるのかもしれません。 コメントフォーム 名前 コメント 評価する リセット リセット 顔 星 投稿する 情報を記憶
コメント
コメント一覧 (4)
あけましておめでとうございます。
今年も元気いっぱいで幸多き一年になりますように。
諏訪地方の実家では、年末に餅をついて
蕎麦打ちの要領で平らに大きくのばし(蕎麦よりずっと厚いですが)、
四角に切り分けるのが習いでした。東日本の風習なのですね。
雑煮はこちらでは醤油仕立てです。
関西の白味噌仕立ての丸餅雑煮を初めていただいたときは
そのおいしさに感激しておかわりをした記憶があります。
コメントいただきありがとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
お正月は諏訪に里帰りされていたのでしょうか?
あちらは雪だったのでしょうね。
お蕎麦のように平らに伸ばすなんて、面白いですね。
今も家でお餅をつかれるのでしょうか?
雑煮の味付けについて、姫路は京都と違い、すまし汁です。
このあたりが面白いと思うのですが、播磨地方は
「畿内」には入っていなかったのかもしれないと思います。
近畿圏といった場合、ぎりぎりの西の端になります。
言葉は関西圏に近いですが、食文化はもしかしたら中国地方の
影響がかなりあるかもしれません。
京都のお雑煮はひじょうにおいしかったですよ。
本場の京料理の板前さんが作られたものだから当然のこと
といえるのですが。味噌の”甘さ”を感じたのはこれが
初めての経験でした。うまくいえないのですが、
何かクリームシチューのようなまろやかさとコクに驚き
ました。
なるほど〜、お雑煮も地域性が出ますね〜。
我が家は関東なので、角餅にすまし汁で、鶏肉、人参、椎茸、大根etcです。関東でも奥さんの出身地によっていろいろあるようですね。
京都は甘い味噌仕立てなんですか〜。
近畿は丸餅なんですか〜。
姫路はすまし汁なんですか〜。
山陰の一部は小豆汁なんですか〜。小豆汁ということは甘いゼンザイっていうことですか?
柳田邦雄さんの方言学と同様に食文化の地域性や歴史的経緯を勉強するのも新たな発見がありそうですね〜。
いつか食文化史の勉強もしてみたいと思います。(^_^)v
お雑煮ひとつでも地域性がありますね。
何につけてもそうですが、東日本と西日本というのは
あらゆるもので違いがありますね。
丸餅角餅分岐ラインは糸魚川・富山・金沢・関ヶ原・
四日市・松坂・新宮を結ぶラインだとか。
ちなみに非常に珍しい「あんもち雑煮」というのが
香川県綾川町にあって、白味噌仕立てだそうです。
山陰(鳥取・島根)の小豆汁は善哉のようです。
善哉は善哉であって雑煮とは違うんじゃないか、と
近畿文化圏の私など思ってしまうのですが、雑煮と善哉が
同義語なんですね。
どんなことでも何かに焦点を絞って調べてみると意外な
おもしろい発見があるのかもしれません。