□◆□…優嵐歳時記(1689)…□◆□

  御降りは雪へ峠の近づけば  優嵐

元日、姫路から京都へは国道372号線を走りました。
姫路と洛西を結ぶ穴場的道路です。家を出たころは
晴れていたのですが、しだいに時雨れてきました。

丹波路に入るとみぞれまじりになり、100kmほど走った
だけでのこの変化には驚きます。篠山市を走って県境の
天引峠をトンネルで越えるころには、かなりしっかりと
した降雪になりました。

気温が高かったため、路面は凍てていませんでしたが、
夜に入ったら冬用タイヤでなければ通行できなくなって
いたでしょう。

御降り(おさがり)とは、三が日の間に降る雨及び雪を
さします。おめでたい新年に天から降ってくる、寿ぎの
気持ちをこめてこう呼び変えているのです。

090104