□◆□…優嵐歳時記(1727)…□◆□

  追儺会の喧騒遠く春の雲  優嵐

増位山随願寺で追儺会が行われました。とりあえず行って
みましたが、私はやはりこういう大勢の人が集まる行事は
苦手だなということを再認識しました。

今まで全国各地いろいろな場所へ行っていますが、
観光地でもどこでも深く印象に残っている場所というのは、
必ず”人がいない”という条件がつきます。どれほどの
景勝地であろうとも、人がわらわらといたら、もう
それだけでアウトです。

団体旅行も苦手ですし、出かけていくときはほとんど
一人です。寂しくないのかとよくきかれますが、なぜ
一人だと寂しいのかその意味がよくわかりません。
考えたり感じたりするのには、一人が一番です。

収穫は、国重要文化財の木造毘沙門天立像が見られた
ことでしょうか。ふだんは耐火金庫の奥深くお隠れに
なっています。

090211