□◆□…優嵐歳時記(1740)…□◆□

  春雨に煙りし山を見下ろせり  優嵐

お天気がぐずついています。春らしい、といえるのかも
しれません。昼ごろは雨が降ったりやんだりしていました。
土砂降りでない限り、雨でも散歩をします。水蒸気が
木々の間を漂って、晴れの日とはまた一味違う風景を
見せてくれます。

なんだか涙ぐんでしまうという状態は、今朝になっても
続いていました。単に父の死を悼んでいるというのでは
ないと気がつきました。泣けるのは恐らく子どものころ
からのいろいろな感情が混じっているからです。

一言では言えない、ガラスの核のようなもの、硬く凝縮
したものをずっとどこかに持っていました。自分自身でも
気がつきませんでしたが、それがようやく解凍されて流れ
出したと言えばいいでしょうか。

090224