□◆□…優嵐歳時記(1830)…□◆□ 

  大橋の彼方は夏の霞かな   優嵐

アートセラピーの二回目に参加してきました。日曜日なのに行きも帰りも電車はよく空いていて、立っている人の姿がほとんどありませんでした。半分以上の人はマスクをつけていて、やはり新型インフルエンザの影響は大きいようです。こうも人出が少ないと娯楽施設や観光関連産業などは痛手でしょう。

朝、尼崎の手前の駅で人身事故があり、電車が30分ほど遅れました。電車の中でこのニュースを聞いたとき、今までならうんざりしたものでしたが、今回は、もし亡くなられた方があるのなら、どうか安らかに、そしてそれによって衝撃を受け、つらい思いをされる関係者の方にも、支えとなってくれる「何ものか」が救いの手を差し伸べてくれますように、と祈りました。

ニュースで悲劇的な事件を聞いたとき、このごろは犠牲になられた方、関係者の方、そしてその悲劇を引き起こしてしまった加害者にも「どうか安らぎのときが訪れますように」と心の中で祈るようにしています。当事者すべてが何らかの縁によってこの世のつらさを体現していらっしゃるのだ、と思うからです。

090525