□◆□…優嵐歳時記(1835)…□◆□

  立葵千鳥ヶ淵の水光る   優嵐

日本武道館へ向かう途中で真っ白なタチアオイを見かけました。皇居は旧の江戸城です。現存する天守閣では姫路城がどこよりも素晴らしいと思っていますが、さすがに石垣は大阪城や江戸城の石の大きさに驚きます。

四日ぶりに増位山を歩くと、ホトトギスの鳴声が聞こえてきました。今シーズン初。そういえば、お昼に窓を開けたときも空気の感じが変っているのに気づきました。暑いというのではないですが、初夏が去っていこうとしていると感じました。

二十四節気をさらに細かく分けた七十二候というものがあります。日本の季節は二週間単位で移り変わっていくと片岡義男が書いていましたが、さらに気をつけていればこの七十二候の単位(五日程度)の中にある微妙な変化も感じ取れるかもしれません。

090530