□◆□…優嵐歳時記(91)…□◆□

   雨上がる小満の陽の地に満ちて   優嵐

二日半降り続いた雨があがり、久しぶりに青空が広がった姫路
でした。今日は二十四節気のひとつ「小満」です。立夏の15日
後にあたり、太陽の黄系が60度に達します。小満とは、「陽気
盛んにして万物長じ、草木が茂って天地に満ち始める」という意味
です。久しぶりにのぞいた日差しは明るく、雨に洗われた緑は生き
生きと濃さを増しています。

早稲の田では、すでに田植えが終わる一方、麦畑では、麦が濃く
熟れてきています。暑くもなく寒くもなく、風は心地よく夕暮れの
時間はいっそう遅くなって、一年中でも最も過ごしやすいころです。