□◆□…優嵐歳時記(1854)…□◆□

  にわか雨宿してすがし額の花   優嵐

ここ数日夕方に雷雨が続いています。盛夏のように激しい降りではなく、控えめに何度かゴロゴロいって、道をようやく濡らす程度の雨が通り過ぎていきます。それでもその後は気温が下がり、さっぱりします。昼間の気温はかなりあがってきました。扇風機をそろそろ出すかな、と考えています。

わたしは眺めるもの 
宇宙空間のただなかに座る
白いスクリーンに映し出される影 
矢継ぎ早のスライドショウ
過ぎ去っていく影を見送る

星はわたしを取り巻いている
広い世界の真ん中でわたしは眺める
影はただ来ては去る
巻き込まれさえしなければ
座って穏かに影を見送る

それはスライドショウ
ただひとつリアルなのは
ここに座って眺めているわたし

090618