□◆□…優嵐歳時記(1891)…□◆□

  開山堂茂りの中に静まれり   優嵐

茂りとは、夏の樹木の枝葉が鬱蒼と重なったさまを指します。増位山の自然歩道歩きは少し距離を短くし、時間帯も夕方近くにして続けています。23日にここの駐車場で事故が起こり、中学三年生の少女が亡くなりました。この駐車場は以前からドリフト走行するグループが集まっており、ハンドル操作を誤った車にはねられたのです。

はねたのは16歳の無免許の少年で、車を貸したのは18歳の少年です。加害者も被害者も全員未成年で、双方のご両親、家族、関係者の方々のつらい気持ち、これからの賠償等も含めたさまざまなことを思うと、胸が塞がる思いがします。

事故現場には花束とお菓子、飲み物がお供えしてあり、手をあわせてきました。軽い気持ちで遊び仲間が集まって騒いでいたのだと思います。確かにいけないことはいけないことです。しかし、若いときはハメを外して、随分やんちゃなことをやった人も珍しくないでしょう。それが彼らの場合は思いもかけない悲劇につながってしまった…。

私自身、高校生で原付の免許をとったばかりのときに友人のバイクを借りて二人乗りをし、あわや車にぶつかりそうになったことがあります。あのときほんの数十センチずれていたら、その後の人生はなかったかもしれません。



090725