□◆□…優嵐歳時記(1892)…□◆□

  手さぐりでスイッチ入れる蚊遣かな   優嵐

空梅雨だったのに、なかなか梅雨が明けません。子どもの頃はもっと早く梅雨が明けていたように思います。夏休みに入るまで梅雨が明けないなんてことはなかった。さらに週末ごとにお天気が崩れ、これでは海水浴場にとっては痛手でしょう。立秋を過ぎれば秋風がたち、お盆を過ぎるともう海水浴という雰囲気ではなくなります。

蚊はめったに入ってきませんが、それでも電子蚊取は枕元においています。時々あのプーンという羽音が聞こえることがあるからです。あの音が人間の耳に聞こえるのは、進化の賜物でしょうか? 

<新しい朝>
目覚めると
遠くからかすかに聞こえる
ラジオ体操の歌
「新しい朝が来た希望の朝だ」
ずーっと新しい朝がくる

まるで永遠に明けないような夜
じっと待つ
あけぼのの色
闇の底が割れてくる
朝はやがて夜になるけれど
それでもまた
ずーっと新しい朝がくる

090726