□◆□…優嵐歳時記(1930)…□◆□

  喧騒はすでに遠くへ八月尽   優嵐

ああ、終わったと感慨を覚える月というのは、十二月(大晦日ですから一年も終わります)以外なら八月でしょうか。夏休みが終わるからというのもありますが、何かわーっと騒がしかったものが去っていく感覚があります。攪拌した泥が沈殿していくようなそんな感じです。

空気は澄み、明るく輝いています。日差しは眩しいのですが、春や夏とは違う透明で硬質なガラスのような輝きがあります。


<どきどき>
試行錯誤というのは楽しい
この世は
試行錯誤と冒険のための場所だ

トライアンドエラー
どきどきするのは
心臓が動いている証拠

うまくいく保証がないから
おもしろい
もしすべてに安定のお墨付きが
あったなら
退屈で眠りこけてしまうだろう

090902