□◆□…優嵐歳時記(1947)…□◆□
秋の空たたえて淵の静かなる 優嵐
聞き間違いや読み間違いというのは、時に妙な連想を生み、ひとりで笑ってしまうことがあります。先日、図書館へ行ったときのこと、入口の近くに雑誌コーナーがあり、そこに新刊雑誌が並んでいます。その中に「LEON」という男性むけの雑誌(モテるオヤジという言葉を流行らせたのは、確かこの雑誌でした)があります。
今月号のその表紙に「モテるシャケ」とあるのがふと目に留まり、「え?シャケ?シャケの料理でもするのか、それとも鮭釣りにでもいくのか?」と不思議に思いました。料理雑誌でもアウトドア雑誌でもないからです。あらためてじっと見ると、「モテるジャケ」の間違いでした。ジャケ、つまりジャケットの略だったわけです。
しかし、ほんの一瞬ながら、脳裏に鮭料理をしている場面や鮭釣りの様子などが浮かび、人間の連想の素早さに自分のことながら驚きました。誰もがこういう連想を日々何百何千としながら暮らしているわけです。そのうち認識できるのはほんのわずかで、こういうことでもない限り意識すらできません。
それにしても「ジャケ」という略語はどんなものでしょうか。日本語の省略語のほとんどは四文字です。パソコン、コンビニ、ケータイ、これらはすでに普通の言葉として定着しています。日本語の発音としてしっくりくるのでしょう。日本語の定型詩が五七を基本としているのも日本語の基本単語を乗せて詠うのに丁度いいからだろうと思います。
<幸運の星>
右掌にほくろがある
それを見て
きみは「幸運の星」と言った
握れる範囲にあれば
幸運をもたらすという
「幸運の星」をきみの掌に重ねる
そうだね
誰と出会おうと
何が起ころうと
それを「幸運の星」にするのは
すべて
わたししだい
秋の空たたえて淵の静かなる 優嵐
聞き間違いや読み間違いというのは、時に妙な連想を生み、ひとりで笑ってしまうことがあります。先日、図書館へ行ったときのこと、入口の近くに雑誌コーナーがあり、そこに新刊雑誌が並んでいます。その中に「LEON」という男性むけの雑誌(モテるオヤジという言葉を流行らせたのは、確かこの雑誌でした)があります。
今月号のその表紙に「モテるシャケ」とあるのがふと目に留まり、「え?シャケ?シャケの料理でもするのか、それとも鮭釣りにでもいくのか?」と不思議に思いました。料理雑誌でもアウトドア雑誌でもないからです。あらためてじっと見ると、「モテるジャケ」の間違いでした。ジャケ、つまりジャケットの略だったわけです。
しかし、ほんの一瞬ながら、脳裏に鮭料理をしている場面や鮭釣りの様子などが浮かび、人間の連想の素早さに自分のことながら驚きました。誰もがこういう連想を日々何百何千としながら暮らしているわけです。そのうち認識できるのはほんのわずかで、こういうことでもない限り意識すらできません。
それにしても「ジャケ」という略語はどんなものでしょうか。日本語の省略語のほとんどは四文字です。パソコン、コンビニ、ケータイ、これらはすでに普通の言葉として定着しています。日本語の発音としてしっくりくるのでしょう。日本語の定型詩が五七を基本としているのも日本語の基本単語を乗せて詠うのに丁度いいからだろうと思います。
<幸運の星>
右掌にほくろがある
それを見て
きみは「幸運の星」と言った
握れる範囲にあれば
幸運をもたらすという
「幸運の星」をきみの掌に重ねる
そうだね
誰と出会おうと
何が起ころうと
それを「幸運の星」にするのは
すべて
わたししだい
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