□◆□…優嵐歳時記(1954)…□◆□

  この夜も静かに木の実降りやまず   優嵐

マイミクの方の日記でPPM(Peter Paul & Marry)のマリーさんが亡くなったということを知りました。現役時代を知らないのですが、彼らの歌というか、あの時代の歌の雰囲気が好きでアンソロジーのCDを持っていました。なんだか郷愁をそそられるのです。

『パフ Puff the Magic Dragon』は、歌詞を聴くと、「少年が海のそばに住むドラゴンと友達になっていっしょに毎日遊びました。ドラゴンは永遠に生きますが少年は少年のままではいられません。そして、ある日少年はやってこなくなりました」という内容です。

子供がいつか子供ではなくなる、すべてのものが移ろっていくという「無常観」を歌った歌詞だと私は解釈していて、今もそう感じますし、だから好きです。ただ、これには時代背景があり、反戦(つまり少年は成長して戦争に行ってしまった、だからもうドラゴンのところへはこられない)という解釈もあるそうです。

ご冥福をお祈りします。