□◆□…優嵐歳時記(1960)…□◆□

  秋霖を白いソックス女学生   優嵐

「秋霖(しゅうりん)」とは、「蕭状と秋に降る冷たい雨」をさします。五連休が過ぎてから、秋の長雨のシーズンに入っているようです。細かくしっとりと降る雨で「秋黴雨(あきついり)」などとも呼ばれます。単に秋雨、秋の雨といえばもう少し広い意味としてとられます。

俳句はインターネットで始め、インターネット経由の結社の同人になっています。全国津々浦々の同人の俳句を毎日読んで、自分も投句し、全くの初心者だったものがなんとか日々それらしいものを詠めるようになりました。指導していただいた主宰、同人のみなさんのおかげと感謝しています。

最近始めた自由詩もできればどこかで同じようなことをやっている人に会えたらいいなあ、と思っていて、ふと思いついたのがmixiのコミュニティでした。これまでいくつかコミュニティに参加してはいましたが、ほとんど書き込みもできずという状態でした。

詩のコミュニティは自分の詩を投稿すればいいわけですから、毎日参加できそうですし、他の方の作品を見ることもできます。俳句には結社システムという長い伝統があり、ほとんどの俳人はその中で育っています。「俳句は座の文学」と言われるゆえんです。自由詩の場合、俳句のような主宰とか座とかいうものはありませんが、mixiがこういうことに使えるとは、とうれしくなっています。


<きみの後を>
赤いスポーツカー
性能は抜群
フリーウェイをぶっちぎり
けれど
今は狭い路地で立ち往生

誘導しておくれ
こすらないよう
踏み外さないよう
ゆっくりと確実に
きみの後をついていくよ

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