□◆□…優嵐歳時記(1961)…□◆□

  針とれて柔らかきかな赤い羽根   優嵐

毎年十月には社会福祉事業の一つとして共同募金事業がおこなわれます。赤い羽根はそのシンボルです。1913年にアメリカで始まり、日本では1947(昭和22)年、フラナガン神父のすすめにより開始されました。

「赤い羽根つけらるる待つ息とめて/阿波野青畝」という句があるように、以前は街頭で募金をすると襟元に羽根をとめてもらっていました。しかし、最近では環境に配慮してか針が消えています。この句のような風景も見られなくなっているのでしょう。


<愛>
愛とは心を開くこと
愛されたいと思わなくていい
あなたが心を開けば
そこから愛が流れ込んでくる
あなたの愛も流れ出す

それは不思議な相互関係
心の扉を開いてみれば
どんなに恐ろしく見えたものも
違っていたのだとわかる

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