□◆□…優嵐歳時記(2034)…□◆□
桂川ほとりに冬菜畑並べ 優嵐
冬菜は冬の菜類の総称です。すべてが枯れ色を見せる中、冬菜のゆたかな緑は新鮮です。横浜へ行っていました。途中の新幹線から見た風景です。新幹線で行き来する道中は、いつも何かしら句の材料となってくれるものと出会います。
いつもならこうした遠方へいくときは、そのついでにどこかへ立ち寄って観光をしてというようなことを考えて出かけるのですが、最近はどうも、とにかくゆったり眠りたいというのが先立って、早く起きるのも遅くまで起きているのもできれば避けたいという生活です。いつまで続く、このロングスリーパー。横浜の夜景はきれいでしたね。
<成長>
少年の背が伸びた
少年を青年に近づける
半年はそんな時間
幼女の髪が伸びた
幼女を少女に近づける
半年はそんな時間
おまえは成長したか?
成長した
老人が赤ん坊になるように
桂川ほとりに冬菜畑並べ 優嵐
冬菜は冬の菜類の総称です。すべてが枯れ色を見せる中、冬菜のゆたかな緑は新鮮です。横浜へ行っていました。途中の新幹線から見た風景です。新幹線で行き来する道中は、いつも何かしら句の材料となってくれるものと出会います。
いつもならこうした遠方へいくときは、そのついでにどこかへ立ち寄って観光をしてというようなことを考えて出かけるのですが、最近はどうも、とにかくゆったり眠りたいというのが先立って、早く起きるのも遅くまで起きているのもできれば避けたいという生活です。いつまで続く、このロングスリーパー。横浜の夜景はきれいでしたね。
<成長>
少年の背が伸びた
少年を青年に近づける
半年はそんな時間
幼女の髪が伸びた
幼女を少女に近づける
半年はそんな時間
おまえは成長したか?
成長した
老人が赤ん坊になるように
コメント
コメント一覧 (2)
今日の俳句、桂川が登場してますね♪
阪急電車の京都線からも桂川が見えます。
大阪から京都線に乗り、桂川が見えると、ああ京都へきたなという実感が。川沿いの景色はいいですね!
川の流れをじっと見てると、心が落ち着きます。
桂川ではじまって「冬菜」という語句に目がふれたとたんに冬の情景が浮かびます。俳句ってスゴイ♪
桂川、これまで何度も新幹線で渡っていたのですが初めてそれと気がつきました。川はいいですね。私は子どものときからずっと川が見えるところで育ったせいか、川の流れを見ていると落ち着きますね。水というのは人間の心身に独特の作用をしてくれるもののように思います。
俳句はとても編集的な詩だと思うんですね。ある場面とか情景の一点に絞ってそこだけを詠う。十七音しか使えないので多くのことは述べられず、読み手の想像にまかせてしまいます。ごちやごちゃ余計なことを言わない、言えないというところが俳句の魅力です。