□◆□…優嵐歳時記(627)…□◆□

   音すべて消して粉雪降り続く 優嵐

夜の間に降った雪がさらに積もり、山小屋の朝はとても静かでした。
単に車の音がないとかそういう静けさではなく、あたりの音を雪が
吸い込んでしまった静けさです。

森の木々も雪に覆われています。葉の残っている針葉樹は雪の重み
で枝がしなっています。針葉樹のあの形態は、雪の重みに耐える
には大変合理的な形だということに気づきました。広葉樹のような
樹形であれば、枝が折れてしまうでしょう。