□◆□…優嵐歳時記(110)…□◆□

    さっぱりと刈られつくした麦の金  優嵐

大麦や小麦は一般に水稲の裏作として作られます。五月中旬から
六月上旬にかけ、麦は金色に熟れてきます。麦刈は、強い日差し
と麦の芒から身を守るために、麦わら帽子と長袖シャツを着て、
鎌で根元を刈り取るという酷な手作業でしたが、今ではコンバイン
が見る間に刈り取ってしまいます。

刈り取られた麦畑は、稲刈りが終わった後の田んぼとはまた一味
違った風景を見せてくれます。残った芒には火が放たれ、麦藁は
鋤きこまれ、数日のうちには水が張られて、水田へと姿を変えます。