□◆□…優嵐歳時記(2126)…□◆□

  雨あがる初花を峰に見つけたり   優嵐

「初花」はその春初めて目に触れた桜を指します。「初桜」ともいい、特定の品種を意味するものではありません。増位山の頂から東の山を見ていて、桜色を見つけました。もしやと思って双眼鏡で眺めるとやはりヤマザクラでした。ヤマザクラは花と同時期にレンガ色の若葉が出るのが特徴です。

ソメイヨシノはまだ時期ではありませんが、ヤマザクラは同じ場所にあっても木によって咲く時期にかなり差があります。桜だ…、とやはり心浮き立つ思いでした。増位山の梅林の傍らにあるヤマザクラはまだしばらく咲くまでに時間がありそうです。

本式の炬燵を片づけ、少し冷える時のために足先だけを温めるタイプの炬燵を代わりに出してきました。これも桜のころまででしょう。ゴールデンウイークになるともう暑いくらいになります。


<親友>
人は自分のことが一番好きで
一番かわいいと思っている
というのは大きな誤解だ

自分はどうしてこんなにダメなのか
こんなになさけなくて醜くて
どうしようもない奴なのかと思っている
人は少なくない

自分の外側を飾ることはできる
周りの人を誤魔化すこともできる
外見にもしぐさにも言葉にも
誰もがせいいっぱいお化粧をする

しかし自分の内側は誤魔化せない
自分の醜さ弱さ卑怯さなさけなさを
自分は誰よりもよく知っている

自己嫌悪に陥らずにこの世を
生きていける人なんていない
どれほど能力があり力強く見える人であったとしても
逆にその谷は深いかもしれない

だからこそ自分を認めてやろう
生涯の親友とはすでに出会っている
鏡の中からあなたを見つめる
その瞳の持主だ


今日の名言:未来のことは分らない。 しかし、君には過去が希望を与えてくれるはずである。


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