□◆□…優嵐歳時記(2152)…□◆□

  春の空飛行機雲を溶かしゆく   優嵐

予想より早く日曜から雨模様になりました。これで今年の桜のシーズンはほぼ終了です。遠めにみる山からはすでに山桜の色はほとんど消え、変わって萌え出したさまざまな若葉の色に彩られ始めています。

これからゴールデンウイークあたりまでの山は、緑の饗宴です。陽光が強くなり、お天気も安定してくるようになり、青空の下で見上げる山は緑にこれほどの種類があったのか、と毎年驚きます。その色合の美しさは若葉の「百花繚乱」といっていいほどです。


<若葉へ>
雨が降る
山から里から
桜色を洗い流していく

かわってそこに塗られていくのは
初々しい若葉色
淡さから清冽な躍動へ

夏を連れた美しい青年の
目覚めはもうすぐ


今日の名言:あなたがいつか出会う災いは、あなたがおろそかにしたある時間の報いだ。


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