□◆□…優嵐歳時記(2154)…□◆□

  花屑が埋めし坂道登りけり   優嵐

増位山の梅林の周りにあるヤマザクラはほぼ散りました。境内にあるソメイヨシノもかなり散り、花びらがあらゆるところに散り敷いています。歩くにも花を踏まないわけにはいきません。もったいないような気分になりながら桜色の上を歩いていきます。

梅林は竹林と隣あわせており、この時期になると筍が生えてきます。霧雨のなかで筍を掘っていらっしゃる方に会いました。去年、随願寺の実相院さまの護摩焚きに初めて参加させていただいたとき、筍づくしのお料理をいただいたことを思い出しました。春の筍は柔らかくて美味しいのです。

今日はゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの命日です。1759年4月14日、75歳で亡くなっています。ドイツに生まれましたが後にイギリスに帰化し、英語読みではジョージ・フレデリック・ハンデルとなります。ちなみにバッハとは同い年です。





<まもなく>
低く垂れ込めた雲の下に
天守の影が見えた

かたわらに大きなクレーンが
座るようになってもう何ヶ月
間もなく天守は修理用のテントに覆われる

天守が見えなくなったら
きっと寂しいだろう

どこか遠くへ出かけたとき
車窓に天守が見えてくると
ああ帰ってきたと思ったものだ
しばらくはそれがなくなる


今日の名言:やり方は三つしかない。正しいやり方。間違ったやり方。君のやり方だ。