□◆□…優嵐歳時記(2160)…□◆□

  春の海沖にきらめくヨットの帆   優嵐

京阪神方面へ出て行くときはJRの新快速電車に乗ります。一番風光明媚なのはやはり明石から須磨にかけての海岸沿いです。明石海峡と大橋、そこを行き交う船を見るのは開放的な気分になり、好きです。

一日森へ行かずにいて今日出かけてみたら、頂のコバノミツバツツジは盛りを過ぎ、モチツツジの蕾が膨らみ始めていました。頂に座っていると、メジロがやってきました。梅林ではエナガに出会いました。エナガは人を恐れずすぐそばで姿を見せてくれる可愛らしい野鳥です。

ヤマザクラに残っていた花は完全に散り、葉は緑に変わろうとしています。境内のソメイヨシノはまだ花を残しており、風に花吹雪となって散るのを楽しみました。八重桜が咲き始めています。梅でも桜でも水仙でも八重のものは開花が遅いようです。


<過程>
人間は進化の極致だという
そうだろうか
そんなはずはない

もし生き残ることだけが
存在の最高最善だとしたら
人間のような知性や感情を持つ必要は無い

もしこれが極致だとしたら
なんと不安定な極致だろうか

知性も感情も生きる助けになると同時に
生きる妨げになる
人間関係は人を助けると同時に
阻害し傷つける

もし生き残ることが至上命令なら
本能だけに従って
餌をとり子孫を増やす
それのみでいいはずだ

多分人間にはその先がある
知性と感情と関係の桎梏を乗り越えて
さらに光り輝く何かへと進化していく

それはあまりに眩しくて
まっすぐには見られない

われわれは極致ではなく
そこへと至る過程
そこへと渡される橋なのだ


今日の名言:不平をこぼすあなたには、同情よりも軽蔑が与えられることが多い。


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