□◆□…優嵐歳時記(2162)…□◆□
山なみの彼方は神戸木の芽晴 優嵐
さまざまな木が芽吹く頃を季語で「木の芽時(このめどき)」といいます。ここから「木の芽風」「木の芽晴」「木の芽雨」「木の芽冷え」といった季語も生まれています。微妙な遅速はありますが、木々がいっせいに芽吹く時期は一年のうちでも最も自然の生命力を感じる時です。
緑が芽吹き、さまざまな色合を見せる今頃の雑木山の美しさは、秋の紅葉とは一味違う魅力があります。増位山からの景色の見事さは、こうした周囲の山々に加え、市川の流れ、播磨灘、姫路市街といった要素がうまく組み合わされていることでしょう。
見通しのきく日は淡路島、六甲山、西神戸の市街地などまで見え、300mに満たない高さとは思えない雄大な展望を楽しむことができます。
<わかるということ>
わかるということには段階がある
その段階を
日本語は身体感覚で示している
頭に入らない
頭でわかっているだけ
噛み砕く
噛み締める
飲み込む
消化する
吸収する
腑に落ちる
身につく
頭にあるだけでは
理解したことにならない
はらわたに染みとおって
初めて身につく段階へ進める
今日の名言:あなたの長所は欠点があるということである。
山なみの彼方は神戸木の芽晴 優嵐
さまざまな木が芽吹く頃を季語で「木の芽時(このめどき)」といいます。ここから「木の芽風」「木の芽晴」「木の芽雨」「木の芽冷え」といった季語も生まれています。微妙な遅速はありますが、木々がいっせいに芽吹く時期は一年のうちでも最も自然の生命力を感じる時です。
緑が芽吹き、さまざまな色合を見せる今頃の雑木山の美しさは、秋の紅葉とは一味違う魅力があります。増位山からの景色の見事さは、こうした周囲の山々に加え、市川の流れ、播磨灘、姫路市街といった要素がうまく組み合わされていることでしょう。
見通しのきく日は淡路島、六甲山、西神戸の市街地などまで見え、300mに満たない高さとは思えない雄大な展望を楽しむことができます。
<わかるということ>
わかるということには段階がある
その段階を
日本語は身体感覚で示している
頭に入らない
頭でわかっているだけ
噛み砕く
噛み締める
飲み込む
消化する
吸収する
腑に落ちる
身につく
頭にあるだけでは
理解したことにならない
はらわたに染みとおって
初めて身につく段階へ進める
今日の名言:あなたの長所は欠点があるということである。
コメント
コメント一覧 (2)
増位山の高さは、ちょうど西宮市の甲山と似ているかもしれませんね。淡路島まで見えるのはイイですね♪
季語は面白いですよ。十七文字の制約が言葉を磨いたと思います。制限というのは起爆剤ですね。私も学生の頃は全く俳句になんて興味がありませんでした。こういうのは「時」というのが重要なんでしょう。出会うべき時がある。そして、本人が関心を持つということが結局一番基礎なんだと思います。
どんなに先生が呼びかけてくれても本人にその気がなければ、その何かとの縁がなければ馬耳東風だろうと。私、田舎の子ですけど子どものときは杉と檜さえ見分けられませんでした。周囲の自然の繊細な移り変わりの美しさに気づいたのは、増位山を丸一年通して歩いてからです。
大都会でも身近にある樹木のある公園を毎日散歩するとそういうことに気づけるかも、と思います。関心を持って見ると、これまで全然見えてなかったことに気がつくんですよね。