□◆□…優嵐歳時記(2165)…□◆□

  遠ざかる新幹線へ木の芽風   優嵐

増位山は姫路市街の北部に位置します。山頂に立って播磨灘方面を見ると、新幹線が市街地を東へ走っていくところに出会いました。白く光る車体は疾走感があり、遠くからでもそのスピードを実感できます。

新幹線は初登場が東京オリンピックの年ですので、俳句の題材になったのはせいぜいここ半世紀です。死語になっていく季語もある一方、こうした新しいものが新しい感覚で詠まれるようになるのも俳句のおもしろさでしょう。

ケータイやパソコンはごく最近出現したものです。ただ、新しいもののうちでもすぐに消えてしまうものもあります。ポケベルとかB面なんて、もう今の子どもには何のことかわからないでしょう。そう思うと、自然は陳腐化しないなと感じます。木の芽は百年後も千年後も木の芽ですね。


<わかったこと…その参>
ところでわかったことで
もうひとつわかったことがある

これは終着点ではないのでは?
ここは出発点なのでは?

よくわかったわね
それがわかったのはあなたとしては
たいしたもの

少しは進歩しているんです、こっちも

「あははは」
そのとおり、出発点です

何かをスタートさせなければならない
それが何かは私にはまだわからないけれど

大丈夫サポートするから
あなたは目隠し鬼
私たちが誘導するわ
だから耳を澄ましておいて


今日の名言:たとえ君が何をしていようとも、それをしている自分を愛せ。


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