□◆□…優嵐歳時記(2181)…□◆□

  山降りて平戸つつじの色に会う   優嵐

五月に入って、街路や庭先のヒラドツツジが鮮やかな花を咲かせています。刈り込みによく耐え、萌芽力が強いため、街路樹として街のあちこちを彩っています。寒さにはやや弱いそうですから、北ではどの辺りまで植えられているのでしょうか? 大輪の花が、強くなり始めた日差しを受けて咲いている様子は華やかです。

名前のヒラドは長崎県の平戸にちなみます。ここに植えられていたケラマツツジ、日本産のモチツツジ、キシツツジなどとの間で自然交雑が生じ、その変異品種から選抜されたのがヒラドツツジです。約300種あるそうです。花の色は、白、桃、赤、赤紫とあり、色の濃淡もいろいろです。


<若楓>
雨が降り出した森
それでも楓の若葉の明るさは格別
その下にたたずむと
大きく広がった柔らかな緑色の
シェードの下に入ったようだ


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