□◆□…優嵐歳時記(2258)…□◆□

  遠花火うしろに聞いて帰りけり  優嵐

24日と25日の大阪は天神祭でした。あちこちで浴衣姿の女性を見かけました。夏休みに入って最初の週末、各地で花火大会が催されたことでしょう。姫路でも土曜日に姫路みなと祭がおこなわれ、海上花火大会の打ち上げ花火の音が聞こえていました。

金曜日、少し遅めに山の散歩に出かけ、今年初めてヒグラシの声を聞きました。昨日はホウシゼミの声も聞き、やはり秋の訪れは山の方が早いと感じました。まだアジサイが咲き残っていますが、秋が少しずつ確実にやってきています。ほんのわずかの標高差でも秋は山から麓へと降りてくるのです。

ソメイヨシノの葉の一部が色づき始めています。桜は、花のときは一斉にわっと咲いて散りますが、葉はいつの間にか色づいて人知れず散り、秋が本格化するころは半分以上散っているものも珍しくありません。


<手放す>
クロールの息継ぎを覚える時に教わった
息を吸うのではなく先に息を吐けと
息を吐けば吸気は入ってくる

何か新しいものをつかみ取りたければ
今握りしめているものを手放すことだ
両手いっぱいの荷物を抱えて
さらに何かをつかもうとするのは無理

愛着があったとしても
もう今の自分には不要なもの
邪魔でさえあるものは捨てていこう

まず手放して身軽になれば
あるべきところへあるべきものが入ってくる


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