□◆□…優嵐歳時記(2260)…□◆□

  炎熱やいっそ小気味よき光   優嵐

晩夏の激しい太陽の照り返し、ぎらぎらと燃え立つような暑さをさすのが「炎熱」という季語です。「炎暑」とも言います。26日の夜が満月でした。昨夜はナイターでテニスをしていると、オレンジ色に近いような十六夜の月が昇って来ました。梅雨明け以来雨が降っていないので、あのような色になったのでしょう。

<成長>
成長がなだらかにやって来ることはない
それは階段状に進む
水が氷点で突然液体から固体に変わるように

何かができるようになったり
何かがはっきり見通せるようになったり
それは突然の出来事として起こる

一段階段を登ってしまうと
あまりの単純さに驚く
そしてなぜかそれ以前の状態には
戻れなくなっている

歩けるようになるまでは
泳げるようになるまでは
そんなことができる日がくるとは
なかなか信じられない

ところが一旦歩くことや泳ぐことを覚えてしまうと
なぜそれができるのか
自分自身のことでありながら説明できない
成長とはそういうものだ


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