□◆□…優嵐歳時記(2288)…□◆□
雲ひとつ抜けて輝く盆の月 優嵐
8月24日から25日にかけてが満月でした。文月の満月にあたり、盂蘭盆会の月の満月であることから「盆の月」といいます。この次の満月が「中秋の名月(今年は9月22日)」です。地平近くに雲があり、久しく雨が降っていないせいもあって、くすんだ暗いオレンジ色をして昇ってきましたが、そこを過ぎると、初秋の夜空に明るく輝き始めました。
日本神話では、月を司る神はツクヨミです。父神・イザナギが黄泉から逃げ戻り、禊をしたときにその右眼から生まれました。左眼から生まれた姉のアマテラスが太陽神です。鼻から生まれたのがスサノオで、アマテラスとスサノオにはその後、いろいろなエピソードがありますが、なぜかツクヨミにはほとんど活躍の場面がありません。
<ジュピター>
太陽系第五惑星・木星
地球の318倍、太陽系最大の質量を持つこの星が
地球生命のボディガード役を果たしている
木星の軌道と質量によって
地球軌道は安定し
飛来する小惑星や彗星をとらえて
地球への衝突を防いでいる
グッド・ジュピター
私たちは想像もつかないような存在の
恩恵を受けている
雲ひとつ抜けて輝く盆の月 優嵐
8月24日から25日にかけてが満月でした。文月の満月にあたり、盂蘭盆会の月の満月であることから「盆の月」といいます。この次の満月が「中秋の名月(今年は9月22日)」です。地平近くに雲があり、久しく雨が降っていないせいもあって、くすんだ暗いオレンジ色をして昇ってきましたが、そこを過ぎると、初秋の夜空に明るく輝き始めました。
日本神話では、月を司る神はツクヨミです。父神・イザナギが黄泉から逃げ戻り、禊をしたときにその右眼から生まれました。左眼から生まれた姉のアマテラスが太陽神です。鼻から生まれたのがスサノオで、アマテラスとスサノオにはその後、いろいろなエピソードがありますが、なぜかツクヨミにはほとんど活躍の場面がありません。
<ジュピター>
太陽系第五惑星・木星
地球の318倍、太陽系最大の質量を持つこの星が
地球生命のボディガード役を果たしている
木星の軌道と質量によって
地球軌道は安定し
飛来する小惑星や彗星をとらえて
地球への衝突を防いでいる
グッド・ジュピター
私たちは想像もつかないような存在の
恩恵を受けている
コメント
コメント一覧 (4)
<ジュピター>の詩がいいですね。
太陽系には木星と土星という二つの巨大惑星がありますが、もし太陽系に巨大惑星が三つ以上存在すると、地球の軌道は乱れて、地球は太陽系外に放り出されてしまうそうです。
また、詩のとおり、木星(と土星)は、飛来する小惑星や彗星をとらえて、地球を守ってくれています。
<ジュピター>、天文学を詩に歌い上げた素晴らしい作品です。
宇宙の成り立ちの話と生命起源の話、さらに意識の誕生、この三つが私が一番ロマンを感じる話です。どう考えても不思議で、驚異と畏怖というのはこのためにある言葉だなあと思います。
地球がもしありえないほどの偶然に支えられている星だとしたら、やっぱりそれはいったいなぜ?という当然の疑問を持ちますよね。この「なぜ?」という疑問は人類には永遠に解けない疑問なのでしょうけれど。
>太陽系第五惑星・木星
>地球の318倍、太陽系最大の質量を持つこの星が
>地球生命のボディガード役を果たしている
そうなんですよね。僕も数年前に色々と宇宙の本を読んで知りました。
通常の恒星系は恒星のすぐ近く(水星の軌道よりも内側)に巨大なガス惑星があり、岩石で出来た地球型惑星は外側にあるのが99%以上なので、隕石が果てしなく降り注いで核爆発が数時間おきに起きて、とても生命が生まれる状況にならないそうです。1分おきに流れる流れ星さえ「綺麗だな〜」なんて言っていられなくて、その流れ星が巨大な爆発とクレーターを作りだしてしまいますから、月の表面状態のようになってしまいます。
また、ガス惑星が内側だと外側の地球型惑星の公転軌道が滅茶苦茶に不安定になりとても安定した気候など得られないそうです。
木星と土星が外側で城壁のようにガードしてくれるまさに「ボディーガード」役ですね。木星と土星には足を向けて寝られません。(^_^;
お暑い日々が続きます。どうぞご自愛のほど。ヾ(^_^)
宇宙の成り立ち、さらに太陽系の成り立ちの不思議さが最近明らかになって、地球の特異性がクローズアップされていますね。以前は太陽なみの恒星は山のようにあり、生物が住む惑星も多分無数にある、と考えられていたのが、どうやらそうではないらしい。
太陽系が銀河系にある場所、太陽の性格、惑星群の性格、地球軌道の位置、月の存在、それら全部をあわせて考えると、人類なみの知性をもった生物を育てる星はかなり稀なものになるようです。もしかしたら、我々は孤独な存在かもしれない…。いつかそれがわかる日が来るのでしょうか。