□◆□…優嵐歳時記(2293)…□◆□ 

  色変わり初めしえのころ揺らす風   優嵐

久しぶりにガスレンジの掃除をしました。夏の間は暑さのあまりなかなか掃除をする気になれませんでした。こういうものはこまめにその都度やれば大層なことにならなくてすみます。ところがなかなかできません。やらねばならないと思うことというのは、だいたい気がすすまないことで、コンスタントにできることは好きで得意なことなのです。

人間は自然にできてしまうことをやった方が幸せになれる、というのは確かです。しかし、人生どうしてもやらなければならないガスレンジの掃除のようなことはいくつかあります。ガスレンジを使わないという手もありますが、すべての調理器具を使わない、というわけにはいきませんから。

ま、意を決してやれば別にどうということもなく、すっきりしたらそれはそれで楽しくて、「掃除を趣味にしてみるか」なんて思ったりするんですけどね。


<捨てる技術>
情報とカロリーは似ている
かつて飢餓の時代があった
今ではどちらも過多であり
いかに制限するかの知恵が必要だ

日々新しい情報機器が生まれ
メディアの数も幾何級数的に増えている

これをこうしてあれと同期させて
なんとかかんとかをこうこうしたら
このように効率よくうんぬん…
そう語る情報がまた大量に流れている

無理だし無駄だ
情報機器に嗜癖している人でない限り
それらを全部使いこなすことは難しい

過ぎたるは及ばざるがごとし
むしろ過ぎたる方が危険である
いかに遮断し捨てるか
それをもっと真剣に考えていい


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