□◆□…優嵐歳時記(2308)…□◆□ 

  ぽつぽつと刈田現る播磨の野   優嵐

姫路周辺でも稲刈りが始まりました。辻に秋祭りの幟が立っています。播磨地方は秋祭りの盛んな地域ですので、「祭り足袋あります」などという広告が貼られていたりもします。

厳しい残暑が続いていましたが、火曜日は雲が多く、お昼過ぎにはにわか雨もあり、気温が下がりました。窓から入る風が秋らしいものとなり、夕方には窓を閉めて過ごせるほどになっていました。いよいよ本格的な秋です。

読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、などと言われますが、日本の場合は、夏が余りにも暑く過ごしにくいため、何をするにも意欲が失せるのだろうと思います。この盛夏から初秋にかけては、掃除すらする気が失せていました。この秋は私にとっては「掃除の秋」です。


<整える>
本物の職人は道具を大切にし手入れを怠らない

「掃除なんかせんでも死なへん」と
うそぶいていたが
それは違う

きれいに整頓し磨き上げられた道具は
ケアレスミスをなくす
何がどこにどのようにあるか把握され
いつでも使えるようにしてあってこその道具

自分を支えてくれる道具を
美しく整えることはすべての基本
道具に魂が宿ると日本人は信じている
美しく整えられた魂は美しい力を発揮する


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