□◆□…優嵐歳時記(2321)…□◆□ 

  玉入れを数える声や天高し  優嵐

お昼過ぎから雨が降り出しました。日曜日は快晴で、近所の小学校では運動会が行われ、その放送が風に乗って聞こえてきました。お天気が変わりやすいのは秋空の特徴ですから、ようやく空も秋らしくなったのかと感じながら雨音を聞いています。

玉入れといえば、運動会の定番で、いくつ入れたかを数えますが、公式の玉入れというものも出来ており、全日本玉入れ協会というところがルールを制定しています。公式ルールでは、100個のお手玉をいかに速く籠に入れるかを競います。このルールで行われた玉入れを見たことはまだないのですが、運動会の玉入れの後、玉を片づけるパターンに似ているかもしれない、と思いました。


<凡夫>
秋彼岸の間
六波羅蜜について考えた
布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧
いずれも特別なことではない

大昔から言われてきて
難しくもないはずのことなのに
未だに私たちはそれができない

宇宙空間へロケットを飛ばし
他人同士の臓器のやりとりまで
できるようになっているのに

けれど
もし容易にこれらのことができるなら
ここに来る必要はないのかもしれない

特別なことができない者が凡夫なのではなく
あたりまえのことができない者が凡夫
わが身を振り返りつくづくそう思う


IMG_0858