□◆□…優嵐歳時記(2343)…□◆□

  城までの銀杏並木の黄葉初む  優嵐

姫路城は大天守がすっかり修理屋根の下に隠れました。修理期間中は普段見られないところが見られるそうですので、一度は行ってみたいと思っています。

今夜は十三夜、陰暦九月十三日の月です。昨夜はうすぼんやりと曇っていました。ナイターでテニスをして戻り、車から出て夜空を見上げたら、月の形がようやく見分けられるかどうか、という空模様でした。今夜の月はどうでしょうか。

気温はまだ高く、例年ならもうロングパンツと長袖になっているところですが、今年はまだハーフパンツと半袖のポロシャツでコートに出ています。それでも少し走ると汗をかきます。


<それは本当か>
「今ほどひどい時代はない」
偶然目にした雑誌と本にこの言葉が載っていた
ひとりは七十代、もうひとりは六十代

人の一生は長くても百年前後
彼らは今をいつと比べているのだろう
平安時代や江戸時代ではあるまい

高度経済成長の時代?
バブルの時代?
失われた90年代?

「今ほどひどい時代はない」は本当か?
比べる基準がない
客観的にはもちろん
彼ら個人の主観としても無理だ

人間は変わる
同じ個人名を有していたところで
十代、三十代、五十代、七十代では
感じることも思うことも変わる

自分自身が常に流れて変わっていることを自覚せずに
「ひどい時代」という言葉を投げつけて
それで誰が救われるというのだろう


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