□◆□…優嵐歳時記(2412)…□◆□
冬の川河口最も光りおり 優嵐
増位山頂からはすぐ東を流れる市川が見えます。市川は中国山地に端を発し、南へ流れて姫路市で播磨灘に注ぎます。お昼ごろに頂へ行くと、南から太陽が海を眩しく照らし、同様に河口も照らしています。ここ数日の寒波で、頂周辺に残っていたハゼノキの紅葉はすっかり散りました。真冬です。
坂井泉水さんの肖像画第六作です。珍しく正面に近い位置から撮影されている写真をもとにしました。それでもカメラ目線ではありません。カメラ目線のものは発表されているうちでも二、三枚程度しかなく、逆にそれを見ると彼女ではないような印象を受けます。
これはZARDの四枚目のオリジナルアルバム『揺れる想い』(93.7.10)のジャケット撮影時の一枚と思われます。全体が淡いパープルっぽく、ジャケットのトーンを受け継いでいます。写真から絵にするとき、目の中の瞳孔を描くようにしています。そうしないとその人がどこを見ているかわからないからです。
<寒波来る>
クリスマスから急に冷え込んだ
かじかむ手を暖めながら
激烈な残暑が続いた九月を思う
三十五度の表示にうんざりした日々
まったく平穏で心地よく過ごせる日というのは
一年のうち何日くらいあるのだろう
暑さ寒さ、晴れたり曇ったり
雨、雪、台風…
それでももし
その心地よい日の中にずっと留まり続けるとしたら
その心地よささえわからなくなってしまうに違いない
それならば雨の日には雨を風の日には風を
猛暑は猛暑を酷寒は酷寒を
受け止めて楽しんでしまう方がいい
冬の川河口最も光りおり 優嵐
増位山頂からはすぐ東を流れる市川が見えます。市川は中国山地に端を発し、南へ流れて姫路市で播磨灘に注ぎます。お昼ごろに頂へ行くと、南から太陽が海を眩しく照らし、同様に河口も照らしています。ここ数日の寒波で、頂周辺に残っていたハゼノキの紅葉はすっかり散りました。真冬です。
坂井泉水さんの肖像画第六作です。珍しく正面に近い位置から撮影されている写真をもとにしました。それでもカメラ目線ではありません。カメラ目線のものは発表されているうちでも二、三枚程度しかなく、逆にそれを見ると彼女ではないような印象を受けます。
これはZARDの四枚目のオリジナルアルバム『揺れる想い』(93.7.10)のジャケット撮影時の一枚と思われます。全体が淡いパープルっぽく、ジャケットのトーンを受け継いでいます。写真から絵にするとき、目の中の瞳孔を描くようにしています。そうしないとその人がどこを見ているかわからないからです。
<寒波来る>
クリスマスから急に冷え込んだ
かじかむ手を暖めながら
激烈な残暑が続いた九月を思う
三十五度の表示にうんざりした日々
まったく平穏で心地よく過ごせる日というのは
一年のうち何日くらいあるのだろう
暑さ寒さ、晴れたり曇ったり
雨、雪、台風…
それでももし
その心地よい日の中にずっと留まり続けるとしたら
その心地よささえわからなくなってしまうに違いない
それならば雨の日には雨を風の日には風を
猛暑は猛暑を酷寒は酷寒を
受け止めて楽しんでしまう方がいい
コメント
コメント一覧 (4)
今朝の川越は快晴。気温は0℃で非常に寒いです。
相変わらず、ファンヒーターの調子がおかしいので、またコートを着て打っています。
買ってから14年も経っているので、さすがに新しいものに買い替えなければならないかなと思っています。
増位山は地図(『TVのそばに一冊 エッセンシャル アトラス』)には載っていませんでしたが、市川はわかりました。
姫路駅の東方を流れていますね。
冬の山頂から見た光り輝く河口が目に見えるようです。
いい俳句です。
坂井泉水さんの肖像画、上手いですね。
髪の毛の一本一本まで丁寧に描かれています。
これほど優れた肖像画を描ける優嵐さんには、間違いなく画家としての絵の才能があります。
肖像画を描くとき、目の中の瞳孔を描くようにする、なるほどまた一つ勉強になりました。
<寒波来る>は、自分の気持ちを素直に詠んだ詩ですね。
私も、今となってはあの猛暑が信じられず、懐かしくさえ思います。
それでも四季それぞれの趣を楽しむ。
季候の変化の豊かな日本に生まれた私たちの味わうことができる幸せだと思いたいです。
優嵐さんの今日がよきものでありますように。
現在の室温は七度。これから雨になりそうなので、日中気温もあがらないでしょう。
肖像画というのは、品物や風景を描く時とはまた違う面白さがあって好きです。特に髪の流れを描くのは好きですし、目も好きです。写真に瞳孔はこういう形で映ってはいませんが、塗りつぶすとなんだか変なんですよね。
人間が快適に思えるのは摂氏20度代くらいかなあ、と思います。冷暖房を使っても氷点下10度あたりから35度あたりまででしょう。これほど絶妙に気温が調整されている惑星というのはやはり奇跡の星ですね。
フクヤンさんの今日がよきものでありますように。
肖像画第六作は、確かに珍しいアングルの表情ですね!
優しいけれども、内面にしっかりした意志を秘めた泉水さんの雰囲気がとても良く表現されていますよ!
それにしても、いつものことながら、髪の毛の繊細な描写に感動♪
女性の場合、男性よりも強くヘアースタイルにその人の個性がでますものね。
たくさん読んでくださって、丁寧なコメントをいただき、感謝です。
こういうアングルで、視線がカメラを向いているというのが一番平均的なポートレイトだと思うのですが、そういう写真がほとんどありません(笑)
>内面にしっかりした意志を秘めた
カメラを見ている稀な写真のうちの一枚が『負けないで』のシングルジャケットです。それとは異なりますが、別の写真で、彼女の意外なほどの視線の強さに驚きました。強い意志を持っていなければああいう活動方針を貫けなかったのではないか、と思いますね。