□◆□…優嵐歳時記(2434)…□◆□
踏みしめる靴を鳴らして深雪晴 優嵐
雪が降りやんだ朝は、まぶしく太陽が輝き、積もった雪に反射して明るく美しい景色が広がります。雪はあらゆるものを覆いつくし、鋭い角度をもったものもすべて丸く包み込んでいます。清浄で優しい風景です。
明日が大寒です。冬はあと二週間ほどで終わります。山には雪が残っているため河原へ散歩に行きました。川の堤に早くもオオイヌノフグリが咲き始めており、タンポポも一輪見つけました。綿毛を飛ばすころになると、背伸びをするタンポポですが、今はまだぴったり地面に張りついて咲いています。
<爆発>
ガムテープで絵を描くアーティストがいる
ものを貼りあわせる道具を使って
わざわざ絵を描く
人間の創造性というのは
なんでも自由にできるときではなく
一定の制約があるほうが
羽ばたけるのではないか
圧縮されたガスが爆発するように
思うままにならないことを
何とかしようと創意工夫を重ねる
そこに創造性の飛躍の瞬間が訪れる
※Mark Khaisman(ガムテープアーティスト)

踏みしめる靴を鳴らして深雪晴 優嵐
雪が降りやんだ朝は、まぶしく太陽が輝き、積もった雪に反射して明るく美しい景色が広がります。雪はあらゆるものを覆いつくし、鋭い角度をもったものもすべて丸く包み込んでいます。清浄で優しい風景です。
明日が大寒です。冬はあと二週間ほどで終わります。山には雪が残っているため河原へ散歩に行きました。川の堤に早くもオオイヌノフグリが咲き始めており、タンポポも一輪見つけました。綿毛を飛ばすころになると、背伸びをするタンポポですが、今はまだぴったり地面に張りついて咲いています。
<爆発>
ガムテープで絵を描くアーティストがいる
ものを貼りあわせる道具を使って
わざわざ絵を描く
人間の創造性というのは
なんでも自由にできるときではなく
一定の制約があるほうが
羽ばたけるのではないか
圧縮されたガスが爆発するように
思うままにならないことを
何とかしようと創意工夫を重ねる
そこに創造性の飛躍の瞬間が訪れる
※Mark Khaisman(ガムテープアーティスト)

コメント
コメント一覧 (2)
今朝の川越は晴。寒いです。
徹夜明けで眠いです。
いい俳句ですね。
靴が雪を踏む音が聞こえてくるようです。
秀逸です。
明日が大寒なのですね。
川越では、寒さのピークは越えた感じですが、まだまだ春の気配は感じられません。
<爆発>は、ガムテープアーティストさんのHPを観て納得しました。
私の好きなアンディ・ウォーホルの作品(ポップ・アート)に似ています。
いい芸術作品を作るには作りたいときに作らないことだ、と言った人がいます。
なぜなら、芸術というものは迸るものだからだそうです。
優嵐さんの今日がよきものでありますように。
徹夜をされたのですか? 私は睡眠不足に弱く、生れてこのかた完全なる徹夜をしたのはほんの数回しかありません。さらに、徹夜などしようものなら、翌日は全く使い物にならなくなってしまいます。
制約がある方がいいというのは、芸術形式にもいえますね。俳句などその最たるものかと思います。俳句には季語を使わないもの(無季俳句)、十七音にこだわらないもの(自由律)がありますが、いずれも主流にはなっていませんし、これからもならないだろう、と思います。
高浜虚子が、「そういうことをしたいなら俳句ではない表現形式を選べばよい」と言っています。確かにそうで、俳句は季語と十七音という制約があるからこそ、ぴしっと響く魅力を持つことができる、と思うんですね。